1950年代製のゼニス、名機cal.135を搭載した手巻きモデルのご紹介です。

ゼニスの最高傑作ムーブメントの一つ、手巻きクロノメーター機cal.135は生産数11000個程の、ハイコストな造りによる完成度の高さが魅力の、レアなコレクターピースです。

ダイアルは、12, 3, 6, 9のアラビア数字と、クサビのニュアンスが残るインデックス、シャープなドーフィンハンドをレイアウトし、クラシカルなスモールセコンドが入ったシンプルながら飽きの来ない美しいデザインです。植字で入ったブランドのアイコンである星のマークと、’CHRONOMETRE’のレターが際立っています。このモデルとしてはスタンダードなダイアルデザインながら、全体に完成されたイメージで、13分位置の僅かなキズ以外、ダメージや経年の無い綺麗な状態です。

やや曲線を描いたケースは柔らかな印象で、ダイアル同様にポリッシュ、ダメージの少ない綺麗なコンディションを維持しています。

前述したムーブメントcal.135は、二番車をオフセットすることでスペースを設け、他にない大型天府による安定した精度が特徴で、近年ゼニスが復刻したこともあり、オリジナルの希少性と評価が再度高まっております。

ベルトにはケアーズオリジナルのクロコダイルを付けています。