1963年製造 TUDOR SUBMARINER Ref.7928のご紹介です。

こちらはPCG(ポインテッドクラウンガード)を装備した初期の貴重な個体となり、ダイアルは半艶のギルトブラック、ゴールド下地出しのミニッツサークルが鮮明に映えます。ゴールドの仕様のレターや針も雰囲気よく残っています。また６時位置インデックス上にはアンダーバーが入り、63年過渡期の貴重なディティールをも持った1点です。グロッシーなギルトとは異なる半艶状のダイアルは、全体に均一なエイジングが入り落ち着いた光沢感があります。夜光塗料においても、やや経年による変色はあるものの人為的なダメージはなくナチュラルなエイジングで雰囲気の良い状態が維持されいています。PCGが装備されたオイスターケースは全体に小キズとややポリッシュ感はありますが、過度なものではなくオイスターの肉厚感とリューズガードの意匠はしっかりと残っています。ベゼルにおいてもナチュラルなエイジングが加わり懸念するダメージはありません。

ムーブメントはROLEXの名機Cal.1030を思わせる造りが特徴のCal.390を搭載しています。チラネジ天府に耐震装置付きで目立つダメージはありません。61年製造のリベットブレスは小キズこそあるものの懸念する伸びもなく、時計の年代とも合っており、雰囲気良く希少な60年代初期型のTUDORサブのディティールをお楽しみいただけるおすすめの個体です。