OYSTER表記がない非常に珍しいTUDORのご紹介です。通常、TUDORのオイスター、自動巻きであれば、TUDOR OYSTER PRINCEの表記があるのですが、こちらはOYSTER表記もPRINCE表記もなく、AUTOMATICのみがプリントされたユニークピースです。SWIIS MADE表記のダイアル、バネ棒の穴が片側、リューズも珍しい形状のものが付くことから1950年代初期に製造されたモデルで、その中でもCal.390の最初期ではないかと思われます。総じてROLEXのセミバブルと同じようなディテールとなります。ダイアルは夜光の変色と一部に擦れなど、やや経年変化があり、ケースはやや仕上げの形跡がありますが、レアなダイアルということも鑑みて良好な状態と言えると思います。通常、裏蓋の外側かラグとラグに刻印されるシリアルが裏蓋の内側に刻印されております。ムーブメントは、ロレックスのCal.1030を彷彿とさせるバタフライローターが採用されたCal.390を搭載、全体にコッパーメッキが施されチラネジ天府に耐震装置付き、ローターの動きもスムーズで一部にメッキの剥がれがある程度で、使用に支障はございません。ベルトはエンボスカーフを合わせております。