ダイアルが雰囲気良く経年変化した手巻きモデルが入荷致しました。オーデマ・ピゲは、パテックフィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタンと共に三大時計ブランドと呼ばれておりますが、アンティークの流通量はパテックやバセロンに比べると非常に少ないブランドです。シャンパンカラーに経年変化したダイアルは、植字したピラミッド型とバーインデックスにバトンハンドを合わせた高貴な印象で、パールドットのミニッツ、ブルースチールの秒針が良いアクセントになっています。ダイアルに肉眼で目立つようなダメージはなく、経年で変化したグラデーションカラーは唯一無二の表情です。18KYG製のケースは、ほっそりしたラグに対して幅広でステップになったベゼルが印象的で、金無垢ケースには珍しいスクリューバック構造です。ケース全体に綺麗な状態を維持しており、過度な研磨もされておりません。ムーブメントは、ジャガールクルトベースのCal.K2002を搭載、スモセコのK2001、二針のK2003とのバリエーションがある薄型ムーブの傑作です。受けには美しいコート・ド・ジュネーブ仕上げが施され、耐震装置付き、気温差及び４姿勢差での調整が施された旨の刻印が入ります。ムーブメントにダメージは見られず、非常に良好なコンディションです。革ベルトはカミーユフォルネのクロコダイルを合わせました。