1930年代初期に製造された、デザインが素晴らしく大変珍しいポケットウォッチが入荷しました。

ポーセリンのダイアルはクラックが無く経年も殆ど無い綺麗な状態を維持しています。こちらのポケットウォッチのポイントは、ブルースチールの長短針の先端にオメガロゴが用いられた点と、非常に珍しいフォントが使用された厚みのあるブラックペイントのアラビア数字インデックスです。ペイントに剥がれなどは無く、針も美しい色味と輝きが残った状態です。ほかにも古い年代のオメガロゴや外周のミニッツ部分などのディテールも素晴らしい、秀逸なダイアルデザインに仕上げられています。

独特の色味のケースは洋白素材が用いられており、ステンレスやシルバーと違った独特の質感がございます。この素材を用いてエッジ部分とボウ部分にクラシカルな装飾が施されており、ダイアルとマッチしています。ヒンジ部分も非常に良い状態を維持し、細かなキズがございますが、自然な雰囲気で大きなダメージは無く、製造年代を考えると全体的に綺麗な状態を維持しています。

ムーブメントには、粒金仕上げが美しいcal.40.6 LT2.15Pを搭載し、こちらもマイナスポイントの殆ど無い状態です。

仕入れ時から当時の紙タグが付属していますが。こちらはこの時計のシリアル番号とはマッチしておりません。しかし、当時のものであろう古い紐で結びつけてありましたので、このままの状態としております。紙タグのデザイン、質感も大変良いものです。