1951年頃に製造された、非常に珍しいボーイズサイズの手巻きモデルが入荷致しました。

小振りなサイズ感ですが、ダイアルが魅力的で存在感のある1本です。細かなテクスチャーのギョウシェダイアルはアイボリーカラーへ美しく経年しております。内周にミニッツサークルが配され、外周にはこちらの時計のポイントでもある植字のスクエア型インデックスは配置されています。12・3・6・9時位置はシンプルなカッティングが施されそれ以外のインデックスは放射線状に広がる細やかなカッティングが目を惹きます。光が当たると、きらきらと美しくインデックスが反射しジュエリーライクな美しさがあります。ユニークな形状のゴールドカラーの針やオメガロゴマークも綺麗に維持されており艶々とした光沢感も印象的です。ダイアルコンディションは全体によく、目立つダメージは見当たりません。

ステンレスケースはスクリューバック仕様となり、面取りされたラグやスクリュータップも当時のシルエットを維持させており、僅かなポリッシュ感や小キズ以外はほとんど気になりません。リューズのオメガマーク、刻みも綺麗に残っています。

手巻きキャリバーのCal.231は全体にピンクメッキが施され、全体に懸念する経年の無いオメガらしい堅牢で美しいムーブメントです。

革ベルトはブラウンのイタリアンカーフを合わせております。