1940年代に製造された貴重なダトコンパックスのご紹介です。

12時位置のインダイアルにカレンダー表示を搭載した「DATO-COMPAX」は、40年代に短期間しか製造されなかった珍しいモデルです。艶のあるシルバーダイアルに、ドット状のインデックスとリーフハンドの組み合わせです。12時位置のカレンダー表示針と31日の表示が赤色で連動しているとことがお洒落です。フラットベゼルのケースに自然な小傷はございますが、過度な研磨はされておらず、裏蓋の刻印や10時側のラグにあるホールマークもはっきりと認識できます。ホールマークは通常貴金属を示すマークですが、こちらは稀にみられるポルトガルに輸出された印となるステンレスのホールマークとなります。ムーブメントは粒金仕上げが施された自社製のCal.287を搭載。全体に経年によるメッキ剝がれはございますが、動作上問題なくクロノファンクションも良好です。革ベルトはJCペランのカーフを合わせております。