PATEK PHILIPPEの1935年製南京モデルが入荷致しました。

ケースのエッジとラグに丸みを持たせることで鏡面仕上げの滑らかな質感が際立ったレクタングルケースです、サイドビューは立ち上がりのあるガラス風防とケースサイドの切り込みによって直線的ですっきとしたシルエットに仕上がっています。

オールドパテックの象徴ともいえる象嵌の技法が用いられたダイアルは製造後80年以上経過しているとは思えない美しいコンディションで、立体的なロゴやエナメル質の美しい艶感は肉眼でもしっかりと確認出来ます。シミ・黒ずみなどのダメージも見受けられないことから、大事に扱われ保管状態も良かったことが推測できます。

僅か14mm×7mm程のダイアルには12時上にブランド名、12時下にはGENEVE、そして6時下には販売店である「ASTRUA TORINO」の名前が記され、その内側にはレイルウェイトラックやアラビア数字と凝縮感がございます。PATEKの後ろにはコンマ、＆の代わりにドット、COの下にはアンダーバーなど1930年代らしいレイアウトや文字数の多い表記がバランス良く配されている点は見事です。

太く存在感のあるカシメとフレキシブル構造のバックルなど、作りの良さが感じられるUNROC社製の18KYG素材のものが付属致します。