18KWGオーバルケースのピアジェが18K尾錠付の大変綺麗なコンディションで入荷致しました。

ピアジェは1950年代初期にいち早く薄型ムーブメントの開発に着手したメーカーで、薄型ケースのドレスウォッチは60年代以降のピアジェの代表的なデザインとなっており、今回入荷した時計も9P系統の機械が搭載され、スリムなケースラインがピアジェらしいエレガントな1点です。

 1970年代製造のこちらは横長オーバルのケースが特徴的でレディースアンティークとしては比較的大きめの部類に入る横幅27mm径のサイズが存在感を放っておりますが、18KWGによる気品ある素材感が柔和な印象となり美しいバランスが保たれています。僅かな小キズこそございますがケースに施されたヘアラインや背面のホールマークも鮮明に留めた大変綺麗な状態を保持しています。

ラッカー塗装のホワイトダイアルも特筆すべきキズや変色は認められません。エナメルのような艶感のあるブラックの塗料で描かれたローマ数字のインデックスはすっきりとした洗練されたフォントで時計の雰囲気とよく合っています。クラシカルなリーフハンドの長短針にも艶感のある塗装がしっかりと残った良好な状態です。

こちらにはＰマークの入った18K尾錠が付属しており、ベルトはケアーズオリジナルのサイドクロコ・グレーを合わせました。