1908年製の懐中時計クロノメトロゴンドーロ、18Kピンクケースが素晴らしいコンディションで入荷しました。

こちらの懐中時計は、パテックフィリップが当時ブラジル、リオデジャネイロの高級時計宝飾店ゴンドーロ＆ラブリオ社の為に特別に制作し、南米向けに輸出された高級モデルです。

ポーセリン製美しい白色が保たれたダイアルは、表面の艶感も維持されクラックも無い素晴らしい状態が維持されています。金無垢素材の削り出しによって作られた繊細なスペードハンドと独特なシェイプを描いた長針の組み合わせに、ローマ数字のインデックスや外周のミニッツレール、スモールセコンドが描かれたクラシカルなデザインに仕上げられています。

複数ケースサイズが存在するゴンドーロにおいて、こちらは迫力があるため人気の高いケース径56mmのラージサイズとなり、ヒンジ式の二重蓋に、巻き上げと操作のしやすい菊型リューズとボウ部も存在感抜群です。重量感から感じられる通り、18Kピンクゴールドが贅沢に使用されており、バックケースには手の込んだ繊細な模様が描かれているなど高級感のある仕上げが随所から感じられます。

ケースに小キズは付いておりますが、目立つダメージは無く、良好なコンディションを維持しております。

ムーブメントは、バイメタル切りテンプ、精度の微調整が可能な独特な形状の緩急針を備えたcal.21を搭載しています。こちらもダイアル、ケース同様綺麗な状態で、レイアウトの美しさも際立っています。

アーカイブはすでに取得済ですが現在は仕入れ先のヨーロッパにございますので、9月中頃までに原本をお渡しとなりますことをご了承くださいませ。